NO.4 たった一人の熱狂/見城徹

★著者についてのプチ考察★

見城徹氏/幻冬舎代表取締役社長


一言イメージ:「とにかく熱く、濃い男」

本が売れにくい時代の中で、ミリオンセラーを常に世に送り出し続ける男。

幻冬舎の本はどれも味のある本が多いと感じている。きっと見城氏の影響だろう。


★心に響いた1行★

安目を売るな。やせ我慢しろ

★読み終わった心境★

タイトルの通り、一人の男の51の熱狂がつまっていた。

1つ1つが極論のように思えるが読んでいくうちにそこにはしっかりとした

見城氏流の意思があり、経験による裏付けが読み取れる。

また、見城氏には「粋」という言葉がよく似合う。

もはや現代では、死語になりつつあるGNO(義理・人情・恩返し)という言葉。

見城氏ほど、それに熱烈なこだわりをもっている人はいないのではないだろうか。

GNOの関係とはさっぱりとしたものである。

そこには変なもたれ合いがない。

そしてもたれ合いがないがゆえに、対等でいるための努力が常に必要なのである。

相手に依存せず、自ら与え、そして忘れる。

わかっていても、ほれ、簡単に実践できる類いのものではない。

なぜならそこには、常に苦痛や寂しさが伴うからだ。

自分に厳しくすることほど、難しいことはない。

嘘をつけば、すぐにわかる。期待することもできない。

そんな孤独の中でも、耐えて耐えて、耐え抜いて自分自身と向き合えと見城氏は言う。

自分に厳しく生きた先に「後悔がない人生」が待っている。

そうであるでならば、一所懸命生きてみるのも悪くない。

日々、熱狂せよ。

明日の自分に活を入れて今日も床に就く。

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